アジアの壁は高かった【ACLラウンド16】
今シーズンの戦いが終わった。
試合は、良くも悪くも今シーズンのトリコロールを象徴するような試合だった。
コロナ禍や負傷者の続出、大量の緊急補強の中で最後に見つけた最適解。
仲川・髙野の両WGとエリキのCF起用でノックアウトステージに挑んだ。
先制点は、トリコロールが求めているアタッキングから意図も簡単に奪い切った素晴らしいゴールだった。
その後も圧倒的なアタッキングを見せるトリコロールに対し、このような最悪な結末が待っているとは思いもしなかった。
前半のリードが2点であれば足りたのか…
早めの選手交代で策を打てれば勝ち切れたのか…
正直わからない。
本来のトリコロールであれば、1点でもリードがあれば問題はなかった。
後半もアタッキングを続け、ペースを握られ返すことなどなかったから。
自陣でのボールロストからの1失点目
あっけなく中央を崩された2失点目
オビの甘さを突かれた3失点目
どれも新シーズンに向けては改善ができるものだろう。
ただ最大の問題は、アタッキングフットボールを維持できなかったことに間違いない。
我々が思っている以上に、この大会に勝負を賭けてきた選手たちの思いは計り知れない。
ボスのコメントからも無念さが伝わってくる。
アジアの壁は高かった。
何もかもが難しかったであろう今シーズンを戦い抜いてくれたトリコロールに感謝をしたい。
まだまだ強くなるし、アタッキングの質も高められるはず。
新シーズンに期待したい。