パギ・サガンへレンタル移籍【移籍情報】

高丘の電撃加入の２日後、パギのレンタル移籍が発表された。
まさかこうなるとは…
先週のグランパス戦で復帰し、存在感を示していた。リーグ終盤への期待を抱かせるパフォーマンスだった。
 
報道にあるようにACLやコロナ禍の影響も含めての移籍であることはもちろんのことだ。
 
もう一つの要因は、外国籍問題とチームの将来構想だろう。
現状、パギと5人のブラジリアン（チアゴ、マルコス、エジガル、エリキ、サントス）で5枠の座席を分け合っている。
パギが出場する場合、ブラジリアンの1人は登録外となる。
ただ今シーズンは、過密日程や負傷者があり、常時5人のブラジリアン起用はほとんどないが…
 
今のマリノスにとって、攻撃で決定的な仕事ができるのは、ブラジリアンになる。
ボスとしたら、優秀なブラジリアン5人を常時起用できる体制をとっておきたい。
クラブとしてもJリーグとマリノスにフィットする外国籍選手を獲得する力があり、次シーズン以降もそれをフルに活用したい。
 
パギの優位性が低くなってきたと考えてしまう。
今シーズンもパギの代役となる梶川を獲得したり、高いポテンシャルを秘めるオビを加えたり、GKの補強には余念がない。
今回のACLとコロナ禍の特別事情も加わってGK構想を見直したのだろう。
 
無論、これまでのパギの貢献度は言うまでもない。
リーグ制覇があったのもアタッキングフットボールの精度が格段に高まったのもパギの存在が大きかった。
そして、新しいGK像を強烈に示し、それに刺激を受けたGKも計り知れない。
今後のパギの活躍を心から願いたい。