支配をするも怖さがなかった前半
スタメンに新戦力は入らず、既存メンバーでキックオフ。
故にいつも通りに安定したビルドアップで押し込んで試合を支配した。
ハイラインを生かしたプレスの強度は高かった。
ボールを奪ってからの守→攻のトランジションも冴えた。特に渡辺のボール奪取は秀逸だった。
それでも相手ブロックが固く効果的な侵入が
できずに決定機を生み出せなかった。
0-0で進められれば良かったが…
というところまでは昨シーズンと同じ。よくも悪くも代わり映えしないパフォーマンスだった。
跳ね返す強さを見せた後半のトリコロール
ビハインドで進む試合展開、54分のPK失敗…
昨シーズンまでではこれで終わっていたのかもしれない。
そんな状況を一気に打開した。
アンデルソン・ロペスの個の力を生かし、10分足らずで試合をひっくり返した。
流れの中からギアを上げて奪い切ったところは大きな成果と感じた。
ロペスもこれで流れに乗ることだろう。
それ以上に後半から左の仲川と小池龍がマルコスと連携し、相手の深いエリアに入り込んだ(一方右は低迷したのは気がかり)。
仲川が左で復活の狼煙を上げるパフォーマンスを見せたのが大きな収穫。
タイトル獲得には結果がすべて
結局、最後にCKから失点してドロー。
何もないところから決めてくる、セレッソの不気味さ、ツキの強さ、相性の悪さを感じざるを得ない。
昨シーズン足りなかったもの
奪い切る力と守り切る力。今日は後者が顕著に表れてしまった。
昨晩のフロンターレをそこを見せ付けた(試合内容は明らかに低調だったから次節は十分にやれるはず)。
まあ、これを教訓にできればいいのだが、このような失点がズルズル続くとタイトルはほど遠い。
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