やるべきことをやりきって勝ち点3【リーグ第8節】
スタメンには、パギが戻ってきた!
松原は、CBにポジションチェンジ。主力の負傷組では、マルコス・ジュニオールが唯一ベンチに待機した。
序盤からマリノスペース。
天野のライン間のポジショニング、扇原もいつもより前目でポジションをとって、相手に掴まらない動きを見せた。全体的にもポジション取りが早く、パススピードも上がって明かに前節からパフォーマンスが上がった。
天野、仙頭、大津…と幾つか決定機を迎えていただけに、ここで一つ取れていれば…試合はより優位に動いたはずだった。
課題のDF陣
今日は集中力が高く、安定していた。
松原も何ら問題なし。むしろ、ビルドアップのテンポが上がって起用の狙いがはまった。
そして、パギのカバーリングやフィードの精度が高く、いつものハイラインが戻ってきた印象。やはり、パギの存在感はデカい。復帰初戦でこれだけやってのけるのだから、今後のパフォーマンスも期待できる。
この試合のドラマは、90分とロスタイムを消化しきるところで待っていた。
ティーラトンの左クロス。いつもなら、ボールサイドに複数のサポートが入るところだが、パートナーの大津は、すかさずペナルティーにポジションを変えてオナイウとクロスに待機、マルコスもこの二人の後方に待機。
そこそこのスピードで流れてきたボールをハーフバンドで意図も簡単にインサイドで捉える。完璧にコントロールされたシュートは、好セーブを見せてきたスウォビクでもノーチャンスだった。マルコスのペナルティーでの判断力、テクニック、決定力に脱帽。
何とか勝ち点3をもぎ取った!
主力を負傷で欠く中、負けが込んで難しいチーム状況の中…
自分たちのやるべきサッカーが徹底されていた。ハイライン・ハイプレス、ハードワーク、スペースの攻略、積極的なフィニッシュ。もちろん、完璧な内容ではないが、勝ち点3を奪うに値するパフォーマンスだった。
ボスの采配も冴えた。スタメンのテコ入れ。ラスト10分での3枚替えは、チームに明確なメッセージを示し、勝利に導いた。
最後にベガルタ
ここも難しいチーム状況の中、ハードなディフェンスは相変わらず固かった。そして、デビュー戦のアピアタウィア久、前の強さ、高さは圧巻だった。名前を覚えておかないといけない。