ゼロックス(当日)【試合後記】
悔しい敗戦になった。負けたというか、勝ち切れなかった。
⬛ ポジティブに考えたい部分
1 アタッキングフットボールの積み上げ
特に後半は幾度も決定機を産み出した。完璧に崩し切ったシーンが多く、わかっていても止めれない、アタッキングフットボールの真髄を垣間見れた。
狭いスペースでの局面打開も良くなっていたと感じた。
2 前線からのハイプレス
ヴィッセルに何一つビルドアップをさせなかった。追い掛け続ける展開になったのも影響したが、チーム戦術としてしっかり落とし込まれて機能した。これだけプレスを掛けられたら、相手チームもビルドアップする気力が失せるだろう。
3 交代枠を使いきった
試運転的な要素もあった。前線は仲川・オナイウ・エリキ→仲川・エリキ・遠藤→仲川・エジガル・遠藤と3つもパターンを試せたのは次に繋がっていくはず。負傷明けの畠中、エジガルも起用できたのも良かった。交代選手では遠藤がしっかり結果を残した。早めに交代した選手は次のACLに備えられるはず。
⬛ 改善していきたい部分
1 決め切ろう
後半20分以降はかなりオープンな展開になった。1点さえ奪えていれば、4-3あるいは5-2でもっていけた試合だった…PK戦も同じで3本目以降、1本でも決めていれば、違った展開なったはず。今日決め切れなかった分は、次で期待したい。
2 DFラインにハイプレスを掛けられた対応
前半はヴィッセルがよく狙っていた。そこから2失点目を献上してしまった…ここまではめられるとリーグ戦でも、この形を狙われる可能性が高い。だから、ロング入れればいい訳ではなく、互いの距離感やボランチのサポートを生かして、この課題をクリアしてほしい。このサッカーをやっている限り今日のようなシーンを無くすことは不可能。だが、減らすことは可能なはず。
3 個人の細かいミス
今日は多かった。今日だから多かったと思いたい。ほとんどの選手がイージーなミスを繰り返した。ここは実戦を積むことで軽減するのだろう。早く減らすことが、パフォーマンスの安定化、勝点につながってくるだろう。
新シーズン初戦でタイトルを争う難しさはあった。ヴィッセルもベストメンバーで来て、立ち上がりから予想以上のパフォーマンスだったことで落ち着きを保てなかった。今日出た課題をクリアして、次に向けて進んでほしい!