ティーラトンと扇原、二人の旅立ち【移籍情報】
ティーラトンと扇原、2019リーグ優勝を支えた二人の主力の移籍も立て続けに発表された。
■ ティーラトン
2019シーズン前に山中の移籍にともない緊急補強されたのがティーラトン。
前年にヴィッセルで定位置を掴んではいたものの活躍している印象は薄く少々の不安もあった。
しかし、今となっては誰よりもトリコロールのSB像を理解していて、前線を活かす術を心得ている。
加えてあの左足の精度。もう見れないと思うと寂しいな。
チャナティップとともにJリーグにおけるタイ人プレイヤーの評価を高めた選手。
ブリーラムに戻りJリーグの経験を生かし、さらなる活躍を見せてほしい。
■ 扇原貴宏
ロンドン五輪メンバーの主軸、長身、レフティーで希少価値の高いボランチ。最初は派手な印象もあった。
早くに海を渡っていた可能性もあったが、負傷が多くトリコロールに加入する前の期待値は高いものではなくなっていた。
苦しんでキャリアを歩んだだけあり、チームのために全力を注げる選手だった。
自らは黒子に徹し、ひたすらアタッキングフットボールを支え、チームを引っ張った。
ベンチに座っていてもその姿勢は1ミリもぶれなった。
きっと多くのトリコロールたちに受け継がれたことだろう。
ロングフィードが特徴だが、左サイドのコンビネーションが魅力的だった。
狭いエリアの攻略がうまくて、引かれた時に変化をつけれる稀有な選手。
ヴィッセルは中盤の1枚が埋まらなかったから、これでイニエスタ、サンペール、山口、扇原ではまりそう。そして怖い。