次に繋がるドローと信じて【リーグ第9節】

負傷組からエリキが戻り前線には、ブラジリアンが集結。新加入の前田はベンチ外、復帰の松田がベンチ入りした。

試合は、序盤からマリノスペース。
テンポよくボールを動かしてゲームの主導権を握る。中盤でのロストもほぼなし。
守備意識も高かった。ボールロスト後のハイプレスも強度が高くて速い。レイソルにポゼッションをさせず、カウンターの機会すら与えなかった。

後半もペースを落とさないマリノス。よく集中していただけに、先制点も時間の問題だと思っていた…

そこから、定番となりつつある3枚替えを決行。負傷明けのエリキは別として、マルコス、エジガルはもう少し見たかったが、ボスの中でこの決断は早く揺るがなくなっている。ベンチメンバーへの信頼も感じる。

しかし、オルンガの一発。

ショックを引きずるかなと思ったけど、交代で入ったオナイウのテクニカルなゴールでスコアを戻した。
スペースのない中、わずかに空いたスペースを見つけ出して、天野とのワンツーでペナルティーに前向き侵入に成功。守護神・中村の意表をつくタイミングからのシュートは秀逸だった。
また、SC相模原から復帰の松田もポテンシャルの高さとインパクトを見せた。
リードされて、引かれてスペースのない状況で、相手をすり抜けるドリブル、思いっきりの良さは、貴重なカードになる。今日は、ウイングでプレーした選手の中では、一番の出来だった。次は、結果まで期待したい！ブレイクする可能性を秘めている！

改めて振り返っても、勝ちに値する内容だったと思う。負けが込んでいた時期から、サッカーの質は高まり、安定感も出てきた。
後は、チャンスを作り続ける、決め切る、勝ち切る作業になる。
もちろん、簡単ではないけど、勝ち点を積んでいく時期入っている。

それにしてもレイソル…
ってか、オルンガ…
結局、この試合で光ったのは、得点シーンだけ。あとは、フラフラしたり、イライラしたりと怖さは消せていた。
ボールを失った松原は、素早く切り替えて懸命な対応をした。
畠中のカバーも適切に対応した。
パギも正しいポジションで構えた。
喜田も後ろから猛追した。

4人がこれだけやってやられたのだから、やむ無し。これは、オルンガだからできるものだと理解するしかないか。